2023年2月22日水曜日

志望校の決め方⑫

みなさんこんにちは!

志木校AAの新村です。

高校三年生の皆さん、いよいよ受験も大詰めですね!

結果はともあれ最後まで悔いの残らない、自分にとって成長のある受験にしてほしいと思います!最後まで頑張りましょう!

 

さて今回はこれから受験を迎える方に、志望校をどのように決めていくのかという話をしたいと思います。

自分は高校生の時点ですでに大学でやりたいことが決まっていたので、内容的にはやりたいことが決まっている人向けかもしれません!

志望校の決め手はかなり個人差があるので、あくまで一個人の意見として参考にしてほしいなぁと思います!

 

自分が高校生の時の志望校の決め手はズバリこの2つでした。

 

  1. 自分の成績レベルにあっているか
  2. 自分が将来に向けてやりたいことをできるか

 

①自分の成績レベルにあっているか

自分の偏差値帯に沿っていることはある程度考慮すべきだと思います。国立に行きたければ科目量も多くなりますし、自分が使う科目に合わせた大学を選ばなければそもそも受験資格が与えられないので、まず一番最初に考えるべきことなのかなと思います。

 

②自分が将来に向けてやりたいことをできるか

自分は建築学科に通っているのですが、「建築学科に行きたい!」と考え始めたのは高校2年生の時でした。きっかけはとある建築家が、実際にクライアントの要望に対してすべてを実現した住宅設計を目の当たりにしたことです。将来は住宅や公共施設を思い通りに設計できる建築家になりたい!という夢がその時に芽生えました。

こんな感じでかなり単純な理由です() なんやかんやその理由で大学生活の3年間を乗り越えました。

 

今通っている芝浦工業大学の建築学部は建築家になりたい!といった理由で入った人が大半で、建築を学ぶ環境としてはかなり恵まれています。しかし実際は芝浦工大に限らず建築学科が存在する大学(東大や早稲田、東京理科、明治大学など)ではみんな同じような理由で大学に入り、かつカリキュラムもほとんど変わりません。

個人的に大学間で変わることと言えば、〇教授陣の知名度、〇大学の施設充実度 この二つだと思っています!

 

建築学科には個人の設計事務所を持ちながら教授をやっている人も多く、大学によっては世界で活躍する建築家が教授をやっているところもあります。(横浜国立、東大、京大、東京藝大など) そのような環境では有名な建築家から直接指導してもらえることもあるので、志望理由の一つとして挙げられると思います。

 

芝浦工大も有名な建築家が多くいる大学ですが、3年間大学に通って思ったことですが、「大学は建築を教えてくれる場所ではなく、建築を学ぶことができる環境を与えてくれる場所です。

簡単に言えば、大学の授業を受けたからといって建築が身につくわけでもないということです。

受け身の姿勢で学習するだけではなく、授業を踏み台に興味のあることを自ら調べて勉強する必要があります。

授業の内容が面白かったから自分でググってもっと深めようとか、大学の図書館で本を借りて読もう、興味がある友達同士と実際に訪れてみようといったことが大切になります。そういった面で、大学の施設の充実度が一つのカギになると思います。図書館に行けばたくさんの本がある、キャンパス内で友達との交流がしやすいといったことが必要な条件かもしれもません。大学の施設に関しては実際に自分の目で見て触れることが大切なので、オープンキャンパスに行ってみたり、実際に大学に忍び込んだりしても良いのではないかと思います。

 

志望校を決めるにあたって最後に伝えたいことは、さっきも言ったように「大学は知識を教えてくれる場所ではなく、学ぶ環境を与えてくれる場所」であることです。この大学に行ったから社会で重宝される人間になれる、良い研究者になれるというわけではないことを覚えておいてほしいと思います。大学の4年間の過ごし方によってはたくさんの知識を吸収することもでき、一方何も学ぶことがない四年間になることにもなるので、高校時の選択だけで決して人生が決まることはありません。

自分がやりたいことを学ぶのに適した環境を自分なりの基準で見つけてみてください!